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≪Z900RS専用 LOUDEXタイプメガホンマフラー開発 その2》

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2022年秋。Z900RSに対する新たなマフラーの開発が始まりました。コンセプトは「カワサキと言えばKER KER-KR管!」。

これを今風にアレンジし、最高の仕上がりを目指します。

 

前回の第一節は

【テールエンドの形状は切り落としではなく、立体的なスラッシュカットを選択し長さ・角度にもこだわる】

というポイントについてお話をさせていただきました。

<前回記事へのリンクはこちら>

 

今回の第二節では【エンドパイプ突端からバッフルキャップまでを折り返しの立体構造とする。構造的には角度のついた斜切りの着地点を平面にするということでとてもややこしくなるが、頭の中の妄想で出来上がっているイメージに妥協を許さないことで完成度の高いビジュアルを得る】

について!

 

まずは現時点のビジュアルがこちら。

 

パッと見ても分かりにくいかもしれないので、簡単な断面図でご説明します。

バッフルは、テールパイプの中間とエンドキャップ付近で固定されるのですが、その方式は大きく2つに分かれます。

一つはテールパイプのバッフル固定面をショート管のように直線形状の端面にしてしまえばテールパイプの内径にバッフルの外径を合わせ、ただただ差し込んで固定するだけなのでとても簡単です。

 

 

対して、バッフルとの交点をハス切状で折り返し固定する方式があります。簡単に図で示すとこんな感じです。今回のように大口径で尚且つスラッシュカットのメガホンの場合、このテールエンドの仕上げで大迫力のビジュアルになること間違いなしです。

 

テールエンドの折り返しの部分を指で掴んでみるとバッフル固定部でとこんなに大きな段差が出来ています。

 

見た目にはちょっとした小細工なのですが「このちょっとの小細工」がとても厄介な手間と技術力の結晶となります。しかしながら特に斜め後方以降のビジュアルが圧倒的にカッコよくなります!そしてエンドキャップの飛び出し具合はどれぐらいにするのか、バッフルの内径サイズ感はどれぐらいが適正なのか、等々社長と担当清水氏の間で入念な打ち合わせが繰り返されます。

 

前回修正したバッフルエンドも装着しつつ、マフラー全体のシルエットを煮詰めていきます。

 

そしてそこまで進めばいよいよバイク本体に取り付け、最終的な仕上がりに向けての作業に移行します。

 

次回は

【本体とのクリアランスが十分かつ美しく確保されるよう調整は妥協しない】

【取り付けの際は純正タンデムバーにボルトオンで設置可能とする】

【427ショート管とエキパイを共通にすることで、ショート管オーナー様は集合部-テールエンド部分を追加購入することで換装可能にする】

 

の3点についてご案内いたします!