≪Z900RS専用 オートシフターの開発≫
KAWASAKI Ninja ZX25Rなどに装備されているオートシフター。
使ってみると、誰もが「これはいいね」と納得してしまうほどの快適さです。ARCHIはこの便利なシステムをより簡単にZ900RSに取り入れる事が出来ないかと考え、開発を始めました。
<開発コンセプト>
1.Z900RSのライディングをより快適にしてみよう
2.簡単に取り付けが出来るように作ってみよう
それでは、それぞれにつて少し掘り下げてみます。
1.Z900RSのライディングをより快適にしてみよう
これは読んで字のごとくです。走行中のシフトチェンジに関わるクラッチとアクセルの操作を省略(簡略化)することにより、より直感的な操作を実現することが出来ます。
とはいえ、構造上どうしても避けられない問題があります。それは、Z900RSが電子スロットルを採用しいていない事。これにより、
・アップシフトは自動化できるけど、ダウンシフトは手動のまま
となります。これはARCHIだけではなく、誰が取り組んでも起こる問題ですね。しかし、アップシフトだけでも自動化の恩恵は素晴らしいものがあるので実現に向け取り組みます。
基本システムはシフトアップの操作とともに点火カットを行い、クラッチ及びアクセルの操作を行わずにスムーズなシフトチェンジを行うというものです。
文字で書くと簡単なのですが、「快適に」という言葉を足すと実現のハードルは格段に跳ね上がります。何度も取り付けと走行テストを繰り返し、イメージ通りの作動が出来るポイントを探します。
現時点では「街乗りならば快適に使用可能」というレベルまで調整が進みました。ここから更に高回転域での作動調整も詰めていきます。
2.簡単に取り付けが出来るように作ってみよう
オートシフターはとても魅力的なアイテムですが、取り付けに専門的な知識を要したり、複雑な分解組み立て工程が加わるとそれだけ導入へのハードルが高くなってしまうのではないだろうか、と考えました。
そこで掲げたテーマが「ボルトオン」。
出来る限りシンプルに、手間を費やす事無く取り付けが出来る事=ARCHIのオートシフターのコンセプトとしました。もちろん最低限の配線は必要になってきますが、取り付けのハードルはかなり低くなっていると思います。
Z900RSをより快適に。
現時点では製品化未定のアイテムですが、より精度を高め皆さまにご提供できる日を目指し日々開発が続いています。