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≪Z900RS専用 マフラー≫の開発 -機械加工編-

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ARCHIがご提案する新たなZ900RS専用のマフラーは、2つのラインナップを予定しています。

1)手曲げ・ワンピースのクラシカルZ1スタイル

2)42.7Φ・6ピースのド迫力スタイル

 

今回は主に2)につきまして。

 

「Zらしさ」を考える中で、「極太エキパイだけが表現できるド迫力」というテーマがあります。36Φの手曲げ管が表現する「優雅な唯一の曲線」とは趣が異なりますが、見ると非常に強い説得力があります。

*テストタイプ装着イメージ

 

こちらのエキパイは、機械加工による精密なパーツの組み合わせで表現されます。実際にパイプが曲げられる様子を見てみると、これでしか表現できない機能美を感じ取ることが出来るのではないでしょうか。

 

ちなみに、この動画だけを見ると「機械が勝手に作ってくれるんだから簡単なものだなあ」という印象も持ってしまいますが、それは半分正解で半分不正解です。

 

機械加工を行うにあたり、綿密に計算された数値を入力して曲げを行うのですが、1回でイメージ通りに行くことはほぼありません。

 

出して、あらゆる角度から眺めて、僅かな違和感を修正して。

 

この工程を数十回繰り返し、ようやく思った通りの形を生み出すことが可能になります。そして一旦完成したパーツも、「組み上げて車体に取り付ける」という段階で再び厳しいチェックを受けます。

*テストタイプのチェックイメージ。

 

単体では完璧と思えたパーツも、組みあがった時に「何かが違う」という事になれば、あらゆる可能性を検証して本来のイメージに近づける為の変更が行われます。

今回は「組上がり後の角度はあと1、いや1.5度変わることで絶対にスタイルが良くなるよ」という社長の強いこだわりに応え、実現に向けた最終調整が繰り返されました。

 

Z900RSを更にZらしく。ARCHIが提案する新たな2つのマフラーは発売に向け、最終の開発段階を迎えています。