≪Z900RS/CAFE専用 チェンジロッドリテイナーの開発≫ 02
2020年末に開発がスタートした「Z900RS/CAFE専用チェンジロッドリテイナー」。
製品化に向け、内部構成部品が出揃いましたので、取り付け例とともに最新情報をお伝えします。
前回はホルダー本体を3Dプリンターで製作し、バランスを見るところまでを行いました。今回は駆動部に使用するパーツも含めて本体以外は製品と同じ状況でのテストを実施。
まずは全体の構成をコンピューター上でシミュレート。このデータに基づきパーツを準備します。
前回の記事でもお伝えしましたが、今回使用するパーツの目玉はニードルベアリングです。
内部の二ードルピンが回転することにより、操作性と耐久性を向上。
また、外側にはオイルシール、内側にはバックアップリングと併用したオイルシールを装着することで内部グリスの飛散防止とともに、外部からのゴミや埃の侵入を防ぎます。
開発に当たり本製品が求めるのは「最高のシフトチェンジ体験」。
機構自体のつくりは単純ですが、そこに考えうる限り最高の部材を構成する事で効果的に「これ以上のグレードアップはあり得ない」というフィーリングを実感することが出来ます。
そして、その体験は極めて単純な作業で手に入れる事が出来ます。以下、ノーマルからの取り付け手順です。
1)シフトロッドを固定しているボルトを外します。赤い矢印の部分です。
2)赤丸で囲った2か所のボルトを外します。
3)チェンジロッドリテイナーをはめ込みます。
4)製品に付属するボルトを赤丸の部分に取り付けます。
5)シフトロッドを戻し
6)ボルトで固定すれば完成です。
本来900RSが持つ潜在能力を目いっぱい引き出すため、贅沢なこだわりをもって作られるARCHIチェンジロッドリテイナー。取り付けに要する時間は僅か10分足らずで、あなたの900RSノーマルマシンが特別仕様のレベルにまで引き上がるカスタムパーツは2月下旬発売予定です。