≪Z900RS専用 バックポジションキットの開発≫
”走りとデザインを両立する”というのは開発者にとって永遠かつ至上の命題です。
既にハニカムシリーズよりリリースされている「バックポジションキット」も、この観点から一部見直しを検討しました。
対象になったのはヒールガードで、主にコーナーリングの際この部分をどう扱うのかについて社内では大きく2つの意見があります。
1)ニーグリップの要領で、くるぶしを本体側に密着させるイメージ
2)かかとをガードの上部に乗せ、そこからグリップするイメージ
それぞれの用途に対し、1)は純正品及び現行品が該当します。
写真を撮っていて思いましたが、純正部品+トラスロッドの組み合わせもなかなか美しいですね。スピンホイルプラグと合わせ、シルバーが引き立つ足元を演出したい場合のお勧めです。
さて、「2)の用途を満たしつつ、デザイン性も高めたバックポジションキットを再考する」というのが今回の開発テーマです。
ヒールガードは内部スリットの位置や角度・取り付け時のバランスなどを考慮し、約1ヶ月の試行期間を経て完成したデザインを元に3Dプリンターでテストタイプを出力→取り付けを行いました。
特殊なパーツを必要とせず、ボルトオンで行えるメンテナンス性の高さもポイントです。
よりレーシーに、走りを極めたいユーザー様に。
「魅せる」をテーマに開発が続く新型フットポジションキットは、1月下旬の発売に向け現在鋭意製作中です。