≪Z900RS/CAFE専用 チェンジロッドリテイナーの開発≫
年の瀬も迫って参りました12月、新たな商品開発に着手致しました。
まもなく発売の「スプロケットカバー」にも搭載されている機能のひとつ
「シフトロッドのぐらつきを抑え、より確実なシフトチェンジを行えるようにする」
に特化したパーツです。Z900RSに乗っていると分かるのですが、シフトチェンジの際シャフトロッドは僅かながら「上下」に振れる傾向があります。目的の一つは、この動きを抑える事です。
次に、シフトアップ/ダウンに伴う前後の回転運動をよりスムーズかつ確実なものにするため、シャフトとの接続部分にはニードルベアリングを採用します。
この2つの機能を搭載することで、「シフトロッドのぐらつきを抑え、より確実なシフトチェンジを行えるようにする」を実現できます。
という事で、まずは図面を製作しました。
中央の大きな穴の中にニードルベアリングが組み込まれます。
次に、一旦完成した図面をもとに、ニードルベアリングに見立てた部分も含め3Dプリンターでサンプルを出力。想定した場所に想定通り取り付けが可能かどうかをテストします。
*実際の取り付け時は左右のボルトも外し、上から押さえつけるようになります。
基本形状は問題なく、次は素材を製品と同じA2017(ジュラルミン)にて取り付け・作動実験を行います。
微調整はありますが、大幅な仕様変更等が無ければ2021年2月下旬の発売予定。次は製品版の到着時に、テスト結果をお伝えできればと思います。