2022年東京モーターサイクルショー展示車両 ARCHI Z900RS “レッドジュエル”
【コンセプト】
1975年、KAWASAKIよりリリースされたZ1Bは、ご周知の通り青玉虫と赤玉虫がラインナップされていました。
その47年後RSの22年式カラーとして追加リリースされた青玉虫に対し、近い将来発売が予想される赤玉虫にARCHIが挑戦するとどうなるのか。その答えがここにあります。
【メインフレーム】
ARCHI一押しの3D或いは5軸のCNCマシニングセンターで精密に製作されるビレットハニカムシリーズと、熟練の職人が手作業で一つづつ丹精込めて整形美を演出するカーボンシリーズの両者が織りなすレーシーかつ優雅な美しさを表現。ARCHIロゴをあしらった大小のドレスアップパーツが、各部の一体感と高級感を引き立てます。
【塗装】
カウルとタンクに施されたカラーの基本コンセプトは「ARCHIが考える赤玉虫」。キャンディトーンの艶やかな表現を基調としながら、さりげなく施されたARCHIロゴや、昨今のKawasakiの新体制で目に付くリバーマークが良いアクセントになっています。
カーボンについては従来塗色を施さない事でレーシーなイメージを併せ持つ表現が主流でしたが、今回はあえてカーボンパーツも含めキャンディトーンとグラデーションによる表現を試みることで、ドレスアップの新たな可能性に挑戦してみました。是非、皆様のご意見を頂戴したいポイントです。
センターのラインはトレンドの蛍光カラーを採用し、フロントからリアに向かいオレンジ→グリーン→オレンジの緩やかなグラデーションとすることで、全体の流れにメリハリをつけています。また、ライン上部にライムグリーンのピンストライプをあしらう事でカワサキスピリットを表現しています。
キャンディトーンの艶やかな表現の中に、御影石を模した表現で加えられた上部ラインのアクセントも見どころです。
【マフラー】
ARCHIの母体であるPMCがZ系シリーズで長年培ってきたメガホンタイプマフラーを、RS用にアレンジするとどうなるのか。大迫力の外径5インチ(125mm)メガホンの内部には、二重構造のアウターチューブにテーパー形状のKR管を彷彿させるバッフルを装備。これも皆様にご意見を頂戴したいポイントです。
【ディスクローター】
かつてのZ1000S1を連想したKRタイプのメガホンマフラーから次に想像するとすればやはり圧巻の330㎜スリット入りS1タイプのリジットディスクローターでしょう。おおよそ皆さまの予想通り市販化される事はありませんが、是非この機会に視覚的なインパクトをお楽しみください。
【カウル】
フロント部はかつてのTZRを連想させるサイドのふくらみが特徴の「ギルズカウル」を装備。メーターに使用しているカーボンパーツと合わせ、フロント周りに迫力を増しています。
サイドのD.B.I、アンダーのチンスポイラー、リアのロングテールカウルに至る一連の装備はRSのマッシブなフレームに負けない力強さと、グラマラスな色気漂う大人のCAFEスタイルを表現しています。
その他、細かく見ればきりがない思い入れ満載の「レッド・ジュエル」。名前の由来となった「赤く美しい宝石箱」のように、見る者の心を惹きつけてやまないARCHIの最新作は東京モーターサイクルショーで初披露です!是非、現地にてご覧ください!